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続はじめるUML 第9回 |
2006.11.1 掲載
情報システム管理者が利用するUML
前回のシステム分析のお話はいかがでしたか?今回は、視点を変えて情報システム管理者がUMLを活用する例をお届けします。情報システム管理者の日常は、UMLとは縁遠い配線との格闘であったり、大量のマシンへのインストール作業であったりすると思います。テクノロジックアートにおいても、それは例外ではありません。しかし、ネットワーク構成を把握したり、申請フローを整理したりする時にUMLを活用すると、簡単に頭の中が整理出来ます。
◇ネットワーク構成の把握にUMLを活用する ネットワーク構成図を作成する際にUMLを活用すると、社内のネットワークがどのような構成になっているのかをスマートにまとめる事が出来ます。ネットワーク構成をUMLで記述するには、配置図を活用します。
図1 - ネットワーク配置図>>画像を大きく表示
機器の増加によりどんどん煩雑になるネットワークも、UMLでドキュメント化しておけば誰でもすぐに更新出来ます。ネットワークの見直しを図る際にも、現状の問題点を踏まえた上で最適化されたネットワークを提案出来ますね。
◇サーバーのロールの整理にUMLを活用する 情報システムを構成するサーバーのロールやサーバー同士の依存関係を把握し、チーム内で情報共有することも骨の折れる作業です。情報システムチームに配属になった新人さんは、先輩に「あのサーバーはなにをしているサーバーですか?」とたびたび尋ねなければならないと思います。聞かれた先輩も「あれ、なんだっけなぁ。」と即答出来なかったりします。 しかし、UMLを利用してソフトウェア構成図を作成しておけば、サーバーのロールや依存関係、インストールされているソフトウェアをすぐに把握する事が出来ますし、新人さんにも口頭ではなく、図面を示して伝える事が出来ます。
図2 - ソフトウェア構成図>>画像を大きく表示
◇ソフトウェア利用の申請フロー整理にUMLを活用する
日常業務にソフトウェアを利用する事は多いと思いますが、ソフトウェアのライセンス管理に頭を悩ませているシステム管理者の方は多いのではないでしょうか?既存の業務フローをアクティビティ図にしてみると、非効率な部分が一目瞭然となります。フローの改善を提案するチャンスですね! フローがまだ整備されていない場合にも、アクティビティ図を提案資料とすることで、関係者が直感的に業務フローを理解して、判断する事が出来ます。
◇まとめ いかがでしたでしょうか?常日頃から、UMLを活用して情報システムや業務フローをドキュメント化しておくことによって、それらの最適化を進める上での基礎資料にしたり、管理者間や部門間での情報共有に活用したりする事が出来ます。 近年はSOX対応等で内部統制文書の作成に対して関心が高まっています。社内情報をドキュメント化する動きは、社内ネットワーク構成や業務フローの整理といった身近な所にも及んでくるでしょう。上司からドキュメントの整理を指示されてからあたふたする…なんて事態にならないように、事前に準備を進めておきませんか?そのために、まずはUMLを習得してみてください。便利さが実感できるはずです。
■筆者紹介 株式会社テクノロジックアート テクニカルデプト 社内情報システム担当 東條 大介/Daisuke Tojo
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