 |
はじめるUML 第12回 |
2006.2.1 掲載
UML2.0総括
一年間続けてきました「はじめるUML」も今回で最終回となりました。これまで、UML2.0の機能を中心にしてUMLを使ったモデリングについて解説してきました。単なるUMLの解説だけではなく、実際のツールでの使用例を採り上げて、始めての方にもわかりやすいように心がけました。
ここで、もう一度、UML2.0のダイヤグラムを見てみましょう。
| 構造 |
 |
振る舞い |
オブジェクト図
クラス図
コンポジット構造図
コンポーネント図
配置図
パッケージ図
|
 |
ユースケース図
相互作用図
シーケンス図
コミュニケーション図
タイミング図
相互作用概要図
ステートマシン図
アクティビティ図
|
UMLには上記のようなダイヤグラムがありますが、ダイヤグラムを丸暗記するだけでは設計能力はつきません。習得には、具体的にダイヤグラムを書いてみることが一番の近道です。そして、手書きよりもツールを使った方がより効率的です。大学の講義でも、ツールを使うと2〜3日でUMLの大まかな使い方を覚えることができています。ダイヤグラム上で利用できる設計要素をメニューから選択するだけなので、どの要素が使えるのかを悩むことがありません。このように効率的にUMLダイヤグラムを数多く書くことが習得を早めます。その後には、先駆者たちが作成したよいUMLモデルをたくさん見ていくことです。そうすることで、自分自身でもよいモデルを設計できるようになります。
UMLが身に付いたと思ったら、それをどうやって確認するのでしょうか。それには、UMLの試験を受けてみることが最適です。前回の記事で解説しているように、OCUPを受験してみるのがよいと思います。そして、OCUPは自己確認だけではなく、社内の認定資格に指定している企業も多いので、とても役に立ちます。
UMLはオブジェクト指向設計の手法なので、JavaやC++などのプログラム言語の次に勉強する技術です。UML習得後は、開発プロセス、デザインパターン、アーキテクチャなどが必要です。これらの技術は次のような書籍でも学習できます。
そして、開発統合環境(IDE)として急成長しているEclipseも注目です。Eclipseを単なるプログラム開発としてだけではなく、UMLによる分析設計ツールして使うと、設計とプログラミングを行き来できるので、効率が良くなります。
最後になりましたが、UMLに関する情報を定期的に入手していくと、新しい技術に対応したUMLモデリングの手法の知識を得ることができるので有益です。
UMLツールパターンウィーバーについては、以下のURLに情報があります。 (http://pw.tech-arts.co.jp/index.html) そして、モデルライブラリから手本になるUMLモデルをダウンロードして、見てみましょう。
それでは、長い間、この連載におつきあいいただきまして、誠にありがとうございました。
■筆者紹介 長瀬 嘉秀/Yoshihide Nagase 株式会社テクノロジックアート 代表取締役
パターンウィーバー(PatternWeaver) ver2.0
- UML2.0 Superstructureの全てのダイアグラムに対応
- Eclipse3.0にプラグインとして統合
- 表現力の大幅な向上
- 新規プラグインの追加
●商品に関するお問い合わせ 株式会社テクノロジックアート e-mail : pw@tech-arts.co.jp http://pw.tech-arts.co.jp/pw/index.html |