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はじめるUML 第9回 |
2005.11.1 掲載
システムの動きを表現しよう! (2)
今回も、前回に引き続き、OMGのUML仕様書「UML2.0 Superstructure Specification」の第14章Interaction(相互作用図)を取り上げます。今回はUML2.0で新しく登場した2つの図を紹介します。1つ目は、前回のシーケンス図などの相互作用図を、より使いやすくすることができる「相互作用概要図」と、もうひとつは全く新しいUML図である「タイミング図」です。
シーケンス図を用いて複雑なシステムをモデリングしていると、すぐに1つの画面に収まらないような大きな図になりがちです。そこで、1つの大きなシーケンス図を複数の図に分割することが考えられます。しかし、そうすると今度はそれぞれの図同士の関係や全体の遷移状態がわかりにくくなるという問題が発生します。
そこでUML2.0では、シーケンス図に限らず複雑になりがちな相互作用図同士の関係を表現するために、相互作用概要図が用意されました。相互作用概要図では、1つのシーケンス図をその内部要素として記述し、他のシーケンス図などとの関係をアクティビティ図と同じようなわかりやすい表記で記述することができます。
相互作用概要図の例として、前回利用したWebアプリケーションのシーケンス図を含んだ、複数の相互作用の関連を表してみます。複雑なWebアプリケーションなどでは、このように複数の相互作用がお互いに関連を持って動作するので、各部分の処理がどのように結びついているのかを表すことが重要です。
このように、既存の図の表現力を向上させるというのはUML2.0の大きな目標ですが、それとは別に、UML2.0ではより多様なシステムを表現するという目標も持っています。その目玉とも言うべき新しい図が、タイミング図です。組み込み系アプリケーションなどのリアルタイム処理システムでは、ビジネスアプリケーションよりも、よりシビアなタイミングでの制御が要求されます。タイミング図では、そのような細かい時間間隔での状態遷移や時間制約、メッセージの送受信などを表すモデルを描くことができます。
組み込み系アプリケーションの世界では、ExecutableUMLなどに代表されるMDAの技法が積極的に取り入れられ、実用化されています。このタイミング図のような、UML2.0の新しい要素によって、組み込み系のシステム開発でも、さらに高い表現力をもつモデルが利用できるようになりました。
次回は、UML2.0になって名前が変わったステートマシン図(旧ステートチャート図)について見ていきましょう。
■筆者紹介 藤川 幸一/Kouichi Fujikawa 株式会社テクノロジックアート テクニカルデプト システムコンサルタント
パターンウィーバー(PatternWeaver) ver2.0
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UML2.0 Superstructureの全てのダイアグラムに対応
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Eclipse3.0にプラグインとして統合
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表現力の大幅な向上
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新規プラグインの追加
●商品に関するお問い合わせ 株式会社テクノロジックアート e-mail : pw@tech-arts.co.jp http://pw.tech-arts.co.jp/pw/index.html
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